喘息でもあきらめる必要ありません、海外旅行|喘息治療吸入薬は機内に手荷物としてもちこむ
- heiwamed0002team
- 2021年6月28日
- 読了時間: 2分
更新日:3月21日
喘息と海外旅行
喘息治療中の方から飛行機に乗る時、喘息治療の吸入ポンプは機内に持ち込んでいいのでしょうか? 喘息を持っていますが飛行機乗っても大丈夫でしょうか?
このような相談をうけることがあります。その疑問にお答えします。
Dr.中島のトラベルクリニック連載
「喘息でもあきらめる必要ありません」
発作が起きると、咳がでてゼーゼーする息苦しさを繰り返す喘息。日本では20人に1人、世界に3億人もいます。なかには、もしもの時を考えて旅行をあきらめている人もいるのでは?喘息の人の不安にお答えします。
Q 喘息療養中です。飛行機に乗れますか?
A 搭乗の可否を判断する目安は意外と緩やか。酸素吸入なしで50mを息切れせずに歩けて、症状もよくコントロールされていれば、搭乗可能です。搭乗前に薬を増量する必要はありません。通常量で。
Q 長時間のフライト。機内に吸入薬を持ち込めますか?
A 喘息吸入治療薬にはガスがつかわれていますけれど、機内持ち込みOKです。むしろ預けた荷物が紛失したり、到着地の空港へ手に持つが届かないこと(ロストバゲージ)も海外では多いので、必ず機内手荷物として持ち込んで下さい。透明なビニールパウチに入れるなど、航空会社どとに持ち込み方法は確認してください。

Q スイスの高山やマチュピチュの空中都市など、標高の高い場所に行っても大丈夫?
A 私の診ている患者さんで、南米アンデス山脈の標高3000メートルを超すクスコを無事旅行してきた人もいます。コントロール状態がよければ、問題ありません。
体調を崩したとき、ほこり、環境変化で発作を起こした時の対処法を心得ておくのが大切です。
コントローラー(長期管理薬)と リリーバー(発作治療薬)を 正しく使い分けること、 発作時の内服薬(ステロイドホルモン)を準備しておくこと、 我慢せず医療機関にアクセスすることなどです。
Q 万一に備えて、持参した方がいいものは?
A 服用薬の英語名と商品名の記録です。
商品名メプチン=Procaterol、
サルタノール=Salbutanol、
商品名シムビコート=Budesonide/Formoterol fumarate dihydrateなどです。
簡易呼吸機能検査ができるピークフローメーターも持参を。息を吹き込み、その速さを測る器具です。旅行前から基礎体温表をつえるようにピークフロー日誌をつけると、現地での変化に早く気づけます。現地医療機関での診療の手がかりになります。