風邪

呼吸器系

概念

かぜ(風邪)ウイルスや細菌が原因で、のどや鼻などの咽頭や上気道に炎症をおこす
吸器系病気の総称です。
細菌よりもウイルスが原因であることが多いのが特徴です。
風邪はさまざまなウイルスや細菌が原因なので、それらをひとくくりとしてかぜ症候群と呼び
ます。

原因

かぜ症候群の原因を大きく分けるとウイルス性細菌性に分かれます。

かぜ症候群は細菌(バイ菌)よりもはライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなどのウイルス性
がほとんどです。多くはありませんが、マイコプラズマやクラミジアニューモニアなどの
細菌が原因もあります。

症状

鼻やのどにウイルスや細菌が感染して炎症をおこすことにより症状がでます。
症状はくしゃみ、せき、鼻水、たん、のどの痛み、発熱などです。
かぜのタイプにより、鼻水が主な症状であったり、咳が主な症状であったり、咳と鼻水が症状であったりと症状はさまざまです。

検査

いつからどのような症状があるかの問診が大切です。
身内や家族で似たような症状の方がいないかどうかも問診します。
のどを診て扁桃腺や咽頭の状態を判断、肺の音を聴診器で確認します。
聴診器で肺の音を確認、肺炎をおこしていないかどうか判断します。

のどにインフルエンザの時に特徴的な濾胞(ぶつぶつ)がありインフルエンザが疑わしいときには、綿棒で鼻の奥をこすりインフルエンザ迅速検査をします。

扁桃腺が白い膿(白苔)が付いているときには溶連菌迅速検査をすることもあります。
インフルエンザや溶連菌の検査結果は15分ほどで分かります。

高熱が続き肺炎が疑われるときには胸のレントゲン撮影や血液検査をおこなうこともあります。
問診、診察、必要時に検査を適宜おこない診断治療します。

治療

風邪症候群のほとんどはウイルスが原因であり抗生物質が効きません。
かぜ症候群の治療は症状を緩和する対症療法が中心となります。
解熱薬、咳止め、抗ヒスタミン薬などを症状に合わせて治療します。
マイコプラズマや溶連菌などのように細菌が原因のかぜ症候群の場合には抗生物質を処方することもあります。かぜを早く治すためには体を休めて抵抗力を高めることが大切です。
安静、安眠、熱で失った水分の補給です。

大切なこと

鼻水、せき、発熱などの症状が出たときに、かぜ症候群と肺炎や中耳炎など他の病気との見極めが大切です。

かぜ症候群は対症療法で治る病気であり心配ありません。
しかし、肺炎や中耳炎を合併していると点滴や入院が必要となることがあります。
風邪の診察はかぜを診察することが大切なのではなく、肺炎や中耳炎などをおこして「いない」ことの判断が大切となります。
経験豊富な医師による問診、聴診器で呼吸音の確認、必要時には胸のレントゲン撮影などによる総合的な判断治療大切です。

市販かぜ薬は手軽に飲めて便利ではありますが、市販かぜ薬の多くにコデインという咳止めの成分が入っています。コデインには吐き気、皮疹、便秘などさまざまな副作用があります。
また喘息の持病がある方はコデインにより痰がきれにくくなるために喘息が悪化することもあります。
このように患者さんの持病、病状を判断した上で慎重に投与するべきコデインが市販かぜ薬に入っているのでご注意ください。
かぜと自己判断する前に医師による診察、的確な診断の上での治療をすることが重要です。

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