おはようございます。中島クリニック院長 中島敏雄です。
忙しい日々の中で、知らないうちに肩に力が入ったり、浅い胸式呼吸をしてしまうことがよくあります。
胸だけを使った浅い呼吸では十分にリラックスできません。そんな時、いちどゆっくりと腹式呼吸を試してみませんか?
腹式呼吸は深くゆっくりと呼吸する方法です。この呼吸法が心の健康に良いのです。2つの作用でリラックスできます。
ひとつは、深く息を吸うと、お腹の中にある「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉がストレッチされます。このストレッチが、脳の視床下部(ししょうかぶ)に信号を送り、エンドルフィンという物質を放出します。エンドルフィンは、気分を良くし、ストレスを軽減する働きがあるのです。まるで、脳からの「元気になる薬」が体に広がるような感じです。
もうひとつは、腹式呼吸のようにリズムよく体を動かすことで、セロトニンという脳内物質が活性化されます。セロトニンは幸せホルモンともよばれます。私たちの気分や感情を安定させてくれる大切な物質です。歩く、噛む、呼吸するというようなリズムのある動きは、セロトニンを作り出す手助けをしてくれます。
忙しい日々でも、深くゆっくりと腹式呼吸をすることでリラックスできます
ぜひ試してみてください!
今日も素敵な一日でありますように。
中島クリニック(内科、消化器内科、胃カメラ、大腸カメラ)