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気管支

bronchial asthma

喘息とは

気管支が狭くなるため、息をするとゼーゼーと音がします。喘息発作がひどくなると横になって寝るのもしんどくなり、座って呼吸をするほどの状態になることもあります。喘息発作はさまざまな誘因でおきます。
ハウスダスト、ダニ、ペットの毛、たばこの煙、黄砂、かぜ症候群、寒暖差などが誘因となります。年間6000人以上が喘息発作で命をおとしていたのですが、治療の進歩で現在は1500人にまで減ってきています。

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喘息の原因

喘息は慢性的な炎症が気道に起きている状態です。慢性の炎症で気管支が収縮して細くなり呼吸が苦しくなります。喘息の原因にはアレルギー性と非アレルギー性の2つがあります。アレルギー性喘息は、ダニ、ネコの毛、イヌの毛、カビなどがアレルゲン(誘因物質)となり喘息をおこします。

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非アレルギー性喘息は、かぜ症候群、気温の急激な変化、たばこの煙、車の排気ガスなどが誘因となります。かぜをひいた後の長引く咳、夏が終わって秋に朝夕冷え込む時期の咳には喘息が隠れていることがあります。

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喘息の症状

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息苦しい、胸がゼーゼーする、息をしたらヒューヒューと音(喘鳴)がするのが喘息の症状です。気候の変わり目、夜から明け方にかけて喘息発作の出やすい時期時間帯です。喘息発作が重症化すると息がしづらくなり、横になって寝るのもしんどくなり、座って呼吸をするほうが楽になります。喘息の症状には個人差があり、軽く咳痰がでる程度で日常生活に全く支障のない症状から、入院や点滴治療が必要となるような重い症状まであります。

喘息の診断

当院では、喘息症状の経過、肺の音(聴診)、血液検査、胸部レントゲン、呼吸機能検査(スパイロ検査)から総合的に判断します。その中でも、喘息の診断と治療効果の判定には、呼吸機能検査が有用です。呼吸機能検査では、「1秒間にどれぐらいの息を吐き出せるか」を調べます。
肺活量の何パーセントが1秒間にはき出せているかを示す数値を「1秒率」といいます。適切な治療で喘息の状態がよくなれば1秒率も改善します。

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喘息発作予防について

喘息の誘因は、花粉、ダニ、ペットの毛、カビなどさまざまです。血液検査でアレルゲン(誘因物質)を特定し、生活スタイルの改善でアレルゲンとの接触をさけることで、喘息発作予防につなげることができます。

喘息の治療法

当院で行われる喘息の治療は大きく分けて2つです。

1:コントローラー(長期管理薬)

コントローラーは、吸入ステロイド、長時間作用型β刺激剤、抗アレルギー薬などによって喘息を治す治療です。1日1回内服、1日2回吸入など薬毎に使用方法回数はことなりますが、決まった時間に毎日服用します。

2:リリーバー(発作治療薬)

リリーバーは、メプチンエアなどの短期作用型ベータ刺激剤で、発作時の症状緩和に用います。決まった時間に毎日使うのではなく、喘息発作時にのみ吸入してひどい喘息発作を治めます。

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各治療法の特徴

リリーバー(発作時治療薬)は速効性があり、使ってすぐ咳が止まったり、ゼーゼーが治まります。効果が実感できるので、ついつい多用してしまう傾向にあります。一方、コントローラーは気管の炎症そのものを押さえる治療薬として使用されますが、効果はゆっくりです。効果がわかりにくいので、うっかり使用するのを忘れてしまう傾向にあります。当院の喘息治療では、気道炎症を治し、喘息発作をなくすことを目指しています。その治療の中心的な役割を果たすのは、コントローラーです。患者様には、当院医師の診断の元、指示通りに正しく使用していただきます。

喘息治療で大切なこと

治療の継続

症状の経過、肺の音(聴診)、血液検査、胸部レントゲン、スパイロ検査(呼吸機能検査)から総合的に喘息であるかどうか判断します。喘息の診断と治療効果の判定に呼吸機能検査が有用です。呼吸機能検査で1秒間にどれぐらいの息を吐き出せるかを調べます。肺活量の何パーセントが1秒間にはき出せているかを示す数値である1秒率が喘息の状態を反映します。適切な治療で喘息の状態がよくなれば1秒率も改善します。喘息の誘因は、花粉、ダニ、ペットの毛、カビなどさまざまです。血液検査でアレルゲン(誘因物質)を特定、生活スタイルの改善でアレルゲンとの接触をさけ喘息発作予防につなげることができます。

リリーバー(発作治療薬)よりもコントローラー(長期管理薬)を治療の中心に

メプチンなどの喘息発作時に使う吸入薬(リリーバー)は速効性があり、数分で呼吸が楽になります。効果が体感できるので、ついつい発作時の吸入薬にたよってしまう傾向にあります。発作時の治療も大切ですが、治療の中心は吸入ステロイド薬などのコントローラー(長期管理薬)で喘息発作を起こさない良好な状態に保つことです。

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