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 痛くない大腸カメラ検査


大腸カメラ大腸カメラ(大腸内視鏡検査)とは
大腸カメラは大腸専用の細長い内視鏡をお尻(肛門)から挿入して、S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸と奥までくまなく観察する検査です。
検査中に大腸がんや大腸ポリープなどが見つかれば、組織を一部採取して(生検)顕微鏡で調べる精密検査をします。その場で直接大腸ポリープを切除することもできます。

大腸カメラは痛くない、苦しくない!
患者さんから「大腸カメラの検査は痛いと聞いたのですが」と相談を受ける事がしばしばあります。
もちろん大腸検査は、苦しくない、痛くない検査ですのでご安心ください。
検査機器、検査技術は日々進歩しております。

 

< 大腸カメラ検査が痛くない理由 >

痛くない大腸検査には次の2点が大切です

1.入念な検査前の準備(前処置)
2.熟練した大腸カメラ操作技術

1.入念な検査前の準備(前処置)
オナラを我慢した時の事を想像してください、少しガスがたまっただけでも必要以上にお腹が痛くなりますよね。
これが腸の痛みです。
大腸検査の時に、少量の空気を入れて腸をふくらませながら奥に入りますが、この入れる空気の量が多かったり、検査中にカメラで大腸の壁が過度に押されたりすると痛みの原因となります。

大腸の中に便が残っていると前が見えづらく、視野を確保するために、どうしても腸の中に空気の注入量が増えてしまいます。
逆に腸の中に残便がほとんどなければ、余分な空気を注入することなく、結果、短時間かつ全く苦痛なく検査をすすめる事ができます。
当院では、そのため検査前の準備(前処置)に力をいれています。

検査色見本前日、検査食を食べていただきます。(写真右)
検査の前日に、ワカメやキノコなど根菜類を食べると翌日便として残ってしまいます。
そこで、残便、残渣を減らすために、前日昼食にはゼリーミールとビスケット、夕食にささみがゆとコンソメスープを食べていただきます。
外出先や職場でも食べられるようにパック食になっています。
前日夜、下剤を飲んでいただきます。便通の良い方であれば朝までに何回か排便があります。



検査当日、洗腸液を飲んでいただきます。
洗腸液は読んで字のごとく、便を洗い流し大腸の中を空っぽの状態に整えます。(写真下)

空っぽの大腸

2.熟練した大腸カメラ操作技術

真っ暗な曲がりくねった洞窟をライトで照らしながら歩いていく姿を想像してみてください。
大腸カメラ検査もこれに似たところがあります。

洞窟ほどではありませんが、大腸は、直腸〜S状結腸〜下行結腸〜横行結腸〜上行結腸〜盲腸と想像以上に長く曲がりくねっています。
検査技術が不十分であれば、奥までカメラが届かず全大腸を検査する事さえできません。

また、腸管の走行がイメージできないと、どうしても視野を確保するために空気の注入量が増えて腸を過伸展させ痛みの原因となります。
逆に経験を積んで腸管の走行を見極められるようになると余分な空気を注入することがなくなりスムーズに検査をすすめることができます。

技術というものを言葉で表すのは難しいのですが、大腸カメラ検査完遂率は一つの指標になります。
検査完遂率とは、直腸から上行結腸、盲腸までの大腸全てをくまなく検査できた割合のことです。
技術的に未熟であったり、腸管に癒着があったりすると奥までカメラを挿入出来ないことがあります。
この、大腸全体をくまなく検査できる割合(大腸カメラ検査完遂率)は、当院で開院以来つねに98%以上を保っています。
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