病気・医療コラム

こちらのページでは、中島クリニック院長による病気・医療に関するコラムを掲載しております。
皆様の健康に是非お役立て下さい。

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肝臓B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスが発見されてから、肝炎診断、肝炎治療は大きくかわってきています。
従来はインターフェロンがウイルス性肝炎の唯一の治療法でしたが、新たな抗ウイルス剤(ラミブジン、アデフォビルなど)が次々と研究、開発され治療効果を上げています。

また、肝がん治療においても従来は手術が唯一の治療方法でしたが、エタノール注入、ラジオ波熱凝固療法などの新しい治療方法も確立されてきています。

 

< 肝炎の種類 >
肝炎は大きく急性肝炎と慢性肝炎の2種類に分けて理解する必要があります。

急性ウイルス性肝炎の多くは、全身倦怠感、発熱、肝機能障害は重度ですが2〜3ヶ月の経過で治癒します。
しかしA型急性肝炎やB型急性肝炎の一部には重症化、さらには肝臓移植治療を必要とする劇症化を起こすことがあります。

急性肝炎は、早期に入院、安静、加療が必要な病気です。
急性肝炎を起こすウイルスには、A型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、E型肝炎ウイルス、EBウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルスなどがあります。


慢性肝炎は自覚症状はほとんどありませんが、数十年と長く肝炎が続きます。
慢性肝炎を経て肝硬変へ至る事があり、病状に応じた適切な治療を必要とします。


慢性肝炎を起こすウイルスのほとんどはB型肝炎ウイルスもしくはC型肝炎ウイルスです。
アルコール性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変症(PBC)なども慢性肝炎の原因です。
原因により治療方法は全くことなりますので、肝炎の原因を的確に診断することが大切です。

< B型慢性肝炎の治療 >

B型肝炎ウイルスを排除する治療として
インターフェロン(IFN)治療
(1)ラミブジン(ゼフィックス),、アデフォビル内服治療 ・ステロイド離脱インターフェロン治療
があります。B型肝炎の血中ウイルス量(HBV-DNA量)、年齢、B型肝炎ウイルスの感染状況を反映する数値HBe抗原、などを総合的に判断して治療にあたります。

 

< C型肝炎の治療 >
治療は、肝臓を保護する治療と、原因であるC型肝炎ウイルスを体内から排除(消す)治療の2種類があります

肝炎から肝臓を保護する治療として
強力ネオミノファーゲンC、点滴、注射
ウルソデオキシコール酸内服
少量インターフェロン投与治療

C型肝炎ウイルスを体内から排除する抗ウイルス治療

インターフェロン治療
インターフェロンと抗ウイルス薬であるリバビリンの併用療法
抗ウイルス効果が長く持続する、ペグ・インターフェロン(PEG-IFN)
PEG-IFN、リバビリン併用療法

C型肝炎には何種類かのウイルスタイプ(genotype)があります。
同じC型肝炎ウイルスでもタイプにより、インターフェロン治療が有効なタイプ(genotype 1b)と効きにくいタイプ(genotype 2a)があります。

ウイルスタイプを調べた上で治療方法を決める事が大切です。
また、血中ウイルス量(HCV-RNA量)によりインターフェロンの種類、治療期間が変わります

ウイルスタイプ(genotype)、血中ウイルス量(HCV-RNA量)は採血で調べることができます。




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